ヴォーカリストと役者は同じ
今日は
ヴォーカリストと役者は同じ
について研究したいと思います。
ヴォーカリスト志望の方の歌を聴いた時
「今、どういったことに気をつけて歌いましたか?」
と質問をすると、大半の方が
「気持ちが伝わるように心掛けて歌いました」
っというお答えが返ってきます。
そういう答えが返ってきた場合
ワタクシはいつもこういうアドバイスを返します。
それは…
それよりも大切なのは
その役(主人公)になりきる
っということです。
つまり…
その役柄に相応しい人であること
例えば、”何か悪いことをしている人” に
「悪いことはいけないことなんですよ!」 とか
「悪いことはしちゃいけないんですよ!」
っと言われても説得力がないと思います。
同じように、”頑張っていない人” に
「頑張れ!諦めるな!自分を信じろ!」
っというメッセージソングを歌われても
全く心に響かないと思います。
つまり、気持ちがあるないも確かに大切ですが
それよりも、もっと大切なことは
それを伝えることに相応しい人間になる
っということが何よりも先決だと思います。
口だけではなく、気持ちだけではなく
態度で、無言実行で相手に伝える
っということが感動を呼ぶのだと思います。
今日の研究レポートはここまでです。