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肺活量があっても上手いとは限らない

実践的な歌唱論を学んでいく際に
肺活量があっても上手いとは限らない
ということを本日は研究してまいります。


さて なぜこのように書いたか?と言いますと
一般的なヴォイトレ もしくは 歌のスクールでは
だいたいが発声の方法から入ると思いますが

呼吸法からを否定している訳ではなくて
ワタクシは呼吸法よりも まずリズム派で
その次が音程を矯正して そして最後に
呼吸や発声方法に行くタイプである

ということを ただ言いたいだけなんです。
(誤解を招くといけませんので)


肺活量=歌唱力 というのは 嘘ではないですが
だからと言って 肺活量が増えたら 歌唱力が
それに比例してアップして行くか?と言ったら…

肺活量が増えると 確かにロングトーン
ピッチを維持する際に役立つでしょうが
直接の歌の上手さとはあまり関係ない

というのが ワタクシの研究成果でございます。
(だから 肺活量が少ない人もご安心下さい)

じゃあ、何で最初に呼吸法(腹式呼吸)をやるか?
ワタクシもその順番が常識とされてるのが謎
と思っている1人でございまして だから…
自分のレッスンの際には 呼吸法ではなく
まずリズムから教えて 時間をかけて
世の中とは反対の方向からアプローチ

というのが大事だとワタクシは確信してます。
(つまり "呼吸は最後" という訳です)


ただ 肺活量が増えるとダンスをしながら歌う
というスタイルの方々は 運動量がアップするため
比較的有利に働いてくれるとは思いますが…

運動量がアップして楽になってるのは
直接 歌が上手くなるのではないので
間接的に歌が上手くなっているというのを
自覚して練習に当たらないと効率が悪い

というのが ワタクシの研究での持論です。


ちなみに、大きな声(声量)と肺活量は関係なく
肺活量はロングトーンと密接な関係があります♪



今日の教訓:
肺活量を増やすトレーニングは
ダンスを踊りながら歌ったりする人
ロングトーンを主に使って歌う人
以外は 最初に鍛えなくても大丈夫