音楽芸能ブログ〜音楽・芸能活動に役立つ研究レポート

芸能活動(特に音楽活動)に役立つ情報を 無料公開中!

感受性リズム音痴 基礎編

今日は
感受性リズム音痴 基礎編
について研究したいと思います。


前回は『運動性リズム音痴について
研究レポートをまとめさせて頂きました!

videomarketing.hatenadiary.com


本日は『感受性リズム音痴について
研究レポートをアップさせて頂きたいと思います。


おさらいですが
"感受性リズム音痴"とは何でしょうか?


感受性リズム音痴とは…
リズムを頭で理解したり
耳で判別することができない

という分類のリズム音痴のことでございます。


頭で理解したり、耳で聴き別けたりできないため
それに伴って、身体でもリズムが取れない
という2次的被害が出てきてしまいます。


この手のタイプの場合は
運動性リズム音痴の人々と
同じトレーニングメニューをこなしていても
ほとんどと言って良いほど
改善の余地が見えてきません。


おそらく、リズム音痴に悩んでいて
このブログに検索などで辿り着いた方々は
身を持って実感されていることではないでしょうか?


それほど、感受性によるリズム音痴というのは
厄介な症状と言うことができます。


ただ、まったく改善しないということは
絶対にありませんので、諦めないで欲しいです!


では、感受性リズム音痴の方がやるべきことは
"まずリズムとは何か?"を理解する
という、ちょっと勉学的な方法でございます。


という訳で、本日は"基礎編"となっております。



ではさっそく、リズムの概念 からいきましょう!


テンポの概念とも共通するのですが
音楽の授業などで『♩=120』という
記号を目にしたことはございませんか?


実はこれが、リズムの構造を理解する
というヒントになる訳でございます。


質問ですが、"♩=120" って
どのくらいのテンポだと思いますか?


文章で考えると難しい感じがしますが
実は、とっても簡単な考え方があるんです。


まず、♩=120 の意味を考えます。


この記号には…
"1分間に♩を120回打つ早さ"
という意味があります。


もうここで「ピンッ!」ときた方も
もしかしたらいらっしゃるかもしれません!


では、ちょっとだけヒントを出しますね☆


♩=60 ではいかがでしょうか?


さっきと同じように、この記号の意味は…
"1分間に♩を60回打つ早さ"
という意味でございます。


ハイ!何か気づきませんでしょうか?


「1分間に60回打つ早さ」と言ったら何でしょう?


そうです!その答えは… 時間 なんです!


リズムの概念というのは
実は、時間の概念と一緒の考え方なんです。


ですから、♩=60 というテンポは
1秒に1回打っているリズム
というふうに解釈することができます。


ですから…
「♩=60で手を叩いてリズムを取る」
というのであれば、時計の秒針に合わせて
手を叩けば正確なリズムが刻める訳です。


なので、♩=120 の場合は
0.5秒に1回(1秒間に2回)というふうになります。


時間の感覚が鈍い人ならいそうですが(笑)
時間がわからないという人はいないと思います。


「1分ってどのくらい?」と聞かれたら
「1分は60秒だよ~」という感じに
時間の概念を皆さん理解している訳です。


要は、これと同じように感覚を持てば良いのです。


「1秒ってどのくらい?」と聞かれて
普段から「1秒は 1.6667 × 10-2 分だよ」
と答えている人は絶対にいないと思います(笑)


だいたい「1秒は1秒だよ~」と答えると思います。


リズムもこれと同じで
「テンポ120ってどのくらい?」と聞かれたら
「テンポ120はテンポ120だよ」というふうに
感覚的に解釈してしまえば良い訳です。


これが"リズムの基本的概念"です。


そんなに特別なものではありませんから
身構える必要はまったくありません。


人は誰でも時間の概念の中で暮らしているので
同じように、誰でもリズムの概念の中で暮らしています。


ですから、リズムが絶対に理解できない
という人は理論的にはいない訳なのです。


ネット上でメトロノームを提供している
サイトを発見致しました!


 → WEBメトロノーム(METRONOME)



ここのサイトで、色々なテンポを聴いて
(例えば、♩=138 や ♩=165 など)
「このテンポだとこのくらいの間隔で打つのね」
という感覚を養ってみて下さい。


こうすることにより
曲中でいきなりリズムを捉える
ことができなくても
クリックであればリズムが理解できる
という耳(頭)が作られてきます。


実は、この練習がとても大切です!


できることなら、♩=60 に設定して
テンポ60 の間隔を
感覚的に完全に覚えてしまう

ということをやってみて下さいませ☆


そうしていくことにより
曲を聴いていると
知らないうちに鳴ってないはずの
クリックのような節目が聴こえてくる

というところまで上達する訳です。


リズム音痴じゃない人が
曲を聴いただけで、曲のテンポに合わせて
リズムを叩くことができるというのは

その曲で聴こえないはずの
クリック音が感覚的に聴こえている

という現象からなのです。


まずは、感覚的に
リズム(テンポ)の間隔を覚える
というところから始めてみましょう♪



今日の研究レポートはここまでです。