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歌唱表現力アップの3か条

本日のアーティスト論は…
歌唱表現力アップの3か条
というテーマで研究したいと思います。


よく"気持ちを込めて歌う"と表現しますが
ワタクシはこのもっともらしい意見に…
いつも疑問を持つ1人でして
そういった曖昧な練習はどうなの?

ということをずっと言い続けております。


講師のかたでもマネージャーのかたでも
"もっと歌詞の意味を考えて"と指導します

ただ歌詞の意味を考えて伝わるなら
もっと歌で伝わる人が増えている

ことになっていないとおかしいですよね。


なら、歌詞の意味を考えることよりも
もっとやるべき訓練法があるのではないか?

伝わらない歌を伝わるようにする
金字塔的な考え方があるはずである

ということで色々と調べてみました。


その方法は、大きくまとめると3つで
"フラット・装飾・体験する"この3か条を
順序良くステップアップしていく方が
歌唱表現力が上がるのではないか?

と最近では思うようになっています。


まず"フラット"に関してご説明しますと…
変なクセをつけたりせずに"平に歌う"つまり
音楽的に伸ばす拍数やブレスの位置
音程や譜割などをいじらず平に歌う

ことがステップ1だと言えます。


次に"装飾"に関してご説明しますと…
平に歌えたその歌い方に文字通り"装飾"
しゃくりやビブラート、強弱や遅早
という歌唱エッセンスを加えて

"聴覚的効果"を施すのがステップ2です。


そして最後"体験する"をご説明しますと…
その出来事自体を実際に"体験する"ことで
歌詞の意味を考えたり気持ちを考える
以上の体験をリアルに味わっておく

ことが表現力アップのステップ3です。


つまり、どの方法にも共通することですが
曖昧なやり方ではなく"より具体的な方法"
音楽的にまず平に歌うことを学び
次に聴覚的に装飾し最後に実体験を

吹き込むことで歌唱表現力がアップします。


ちなみに、世の中でもっともらしい方法が
いつも正しい方法じゃない場合があります♪


今日の教訓:
気持ちを込めるや歌詞を理解など
曖昧な練習では表現力はアップしない