腹式呼吸を体得する
今日は
腹式呼吸を体得する
について研究したいと思います。
なぜ、腹式呼吸を体得する
必要があるのかと申しますと
それは、歌に求められる呼吸が
腹式呼吸であるからです。
この、腹式呼吸を完璧に体得せずに
歌を歌っているヴォーカリストさんは
自分の実力の５０％くらいしか
出せてないと言っても過言ではありません。
そのくらい、この腹式呼吸というものは
歌唱力に影響を及ぼすものなのです。
では、そもそも
腹式呼吸とは一体何なのでしょうか？
腹式呼吸とは…
横隔膜(胸とお腹を隔てる筋肉)の
動きを中心とした呼吸法
と、一般的にはされています。
腹式呼吸に対して
胸式呼吸というものがあります。
腹式呼吸ができるようになると
瞬時に充分な息を取り込めて
吐く息の微妙なコントロールができる上
発声を安定させるための
「喉が下がった(開いた)状態」を
保つことができるという
一石三鳥くらいのお得な呼吸法なのです。
こんな美味しい呼吸法を
体得しないでいたら勿体なくないですか？
実は、ワタクシは
この腹式呼吸をマスターしている１人です。
なぜマスターしていると
言い切れるのかと申しますと
呼吸をする度、肩が上がってしまうのではなく
お腹周り(特に背中側)が膨らむ感覚が
完璧にあるからです。
普段から特に意識せずに
腹式呼吸ができていることが
理想とされています。
では、どうしてワタクシは
ベーシストなのに腹式呼吸を
マスターしているのか？
話は１８年前にさかのぼるんですが
当時１３歳(中学１年生)のワタクシは
学校の部活動で、ブラスバンド(吹奏楽)部
に入っておりました。
こわ～い３年生の先輩たちから
「１年は基礎ができるまで楽器吹かせないよ」
的なスパルタ教育を受けていた訳です。
そのお陰もあり、ワタクシを含め
１年生は意味も分からず
腹式呼吸を全員体得した
という訳なんです。
この時マスターした腹式呼吸が
まさか大人になって歌を歌う際に
非常に重要な役割を果たしているとは
当時のワタクシは思ってもいませんでした。
しかし、実際には発声に活かせていない
という方がほとんどだそうです。
さらに、腹式呼吸の感覚すら掴めていない
という方も多いそうです。
それは非常に勿体ない！((((((ﾉﾟ⊿ﾟ)ﾉ
まず、感覚が分からないという方は
とりあえず、息を全部吐き切って
そして、自然に息が入ってくるのを待ちます！
ポイントは…
深く吐き・深く吸う
ただこれだけです☆
最終的には
息を吐く時に横隔膜を下げたまま保ち
すぐには戻さずに
少しずつ戻しつつ声を出すのが
声に活かせる腹式呼吸
だと言われております。
この、横隔膜をキープする状態を
「息の支え」と言います。
今日の研究レポートはここまでです。
