リズムの役割を知る
今日は
リズムの役割を知る
について研究したいと思います。
本日は、リズムの歴史をひとつご紹介します。
ワタクシは
スコラという番組にハマっております。
この番組は
坂本龍一さんがパーソナリティを務める
音楽の番組でございます。
何か役に立つことはないかと
番組を観ていましたら
バッチリありましたのでご紹介致します!
現在で”ダンスミュージック”と言えば
四つ打ちで、クラブで流れていて、など
ご想像通りの感じの音楽です。
しかし、それが1930年代では
音楽のジャンルで言うと”JAZZ”でした。
「えっ!JAZZで踊ってたのっ!?」
って感じですよねぇ~(^▽^;)
ワタクシも、最初知った時はビックリしました。
30年代では…
JAZZは踊るための音楽
だったのです。
正確に言うと、スウィングジャズ
というジャンルで、BIGBANDという
大人数のバンドが演奏をしておりました。
その代表的なアーティストが…
レッツ・スイング! -ザ・ベスト・オブ・ベニー・グッドマン/ベニー・グッドマン
- アーティスト:ベニー・グッドマン
- 発売日: 2009/05/27
- メディア: CD
という楽団でございました。
つまり、この時代のJAZZは
ダンスホールという舞台で
そこにいる人たちを
気持ち良く踊らせるための音楽
という訳だったのです。
そして、1940年代…
JAZZはスウィングジャズから
モダンジャズへ変化していきます。
モダンジャズは
即興演奏が重要視された
聴くための音楽
と言われております。
ワタクシも
「えっ!JAZZで踊るの!?」
と思ってしまった理由が
このモダンジャズを連想していたからです。
この頃の代表的なアーティストは…
名盤JAZZ 25選~Historical Albums of The 20th Century/チャーリー・パーカー
名盤JAZZ 25選~Historical Albums of The 20th Century チャーリー・パーカー・オン・サヴォイ~マスター・テイクス
- アーティスト:チャーリー・パーカー
- 発売日: 2005/12/21
- メディア: CD
カインド・オブ・ブルー/マイルス・デイビス
- アーティスト:マイルス・デイビス
- 発売日: 2013/09/11
- メディア: CD
この頃の音楽のリズムでは
踊るためのリズムを
キープする必要がなくなるという現象が起こってきたそうです。
そして、50年代に入り
JAZZに代わって新しいダンスミュージックが
誕生することになります。
そのジャンルが…
リズム&ブルース です。
皆さんがよく目にする
”R&B”というジャンルですね(*^ー^)ノ
この頃の代表的なアーティストは…
ルイ・ジョーダン 1939-1954/ルイ・ジョーダン
- アーティスト:ルイ・ジョーダン
- 発売日: 1996/10/23
- メディア: CD
R&Bというジャンルは
黒人音楽という、いわゆる
”ブラックミュージック”
という音楽です。
ブラックミュージックとは
踊るための音楽
ということが言えます。
この”ブラックミュージック”というジャンルが
現在のポピュラーミュージックの
基盤になっている と言われております。
ブラックミュージックの特徴は…
2と4を強調した音楽である
という、つまりは
4拍子の曲で2拍目と4拍目に
アクセントを置いた演奏スタイル
という音楽性を持っております。
このリズムを発明したのが…
ナンバー・ワン・ドラマー・イン・ニューオーリンズ/アール・パーマー
- アーティスト:アール・パーマー
- 発売日: 1999/05/25
- メディア: CD
アール・パーマーという黒人ドラマーと
言われております。
つまり、このドラマーが
現在のポピュラーミュージックの
リズムの基盤を作った人
と言われております。
2拍目と4拍目に
アクセントを置いたリズムのことを
バックビート と言います。
現代のポップスやロック
ダンスミュージックを聴くと
身体が自然と動き出してしまうのは
この”バックビート”という要素
つまり、踊るためのリズム
が含まれているからだと思います。
逆に言えば、現代の音楽では
身体が動き出すようなリズムを
刻んだり作り出すことが
大切であり、それが現代音楽での
リズムの役割である
ということが言えると思います。
今日の研究レポートはここまでです。