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リズムの役割を知る

今日は
リズムの役割を知る
について研究したいと思います。


本日は、リズムの歴史をひとつご紹介します。


ワタクシは
スコラという番組にハマっております。


この番組は
坂本龍一さんがパーソナリティを務める
音楽の番組でございます。


何か役に立つことはないかと
番組を観ていましたら
バッチリありましたのでご紹介致します!


現在で”ダンスミュージック”と言えば
四つ打ちで、クラブで流れていて、など
ご想像通りの感じの音楽です。


しかし、それが1930年代では
音楽のジャンルで言うと”JAZZ”でした。


「えっ!JAZZで踊ってたのっ!?」
って感じですよねぇ~(^▽^;)


ワタクシも、最初知った時はビックリしました。


30年代では…
JAZZは踊るための音楽
だったのです。


正確に言うと、スウィングジャズ
というジャンルで、BIGBANDという
大人数のバンドが演奏をしておりました。


その代表的なアーティストが…
レッツ・スイング! -ザ・ベスト・オブ・ベニー・グッドマン/ベニー・グッドマン

という楽団でございました。


つまり、この時代のJAZZは
ダンスホールという舞台で
そこにいる人たちを
気持ち良く踊らせるための音楽
という訳だったのです。


そして、1940年代…
JAZZはスウィングジャズから
モダンジャズへ変化していきます。


モダンジャズ
即興演奏が重要視された
聴くための音楽

と言われております。


ワタクシも
「えっ!JAZZで踊るの!?」
と思ってしまった理由が
このモダンジャズを連想していたからです。


この頃の代表的なアーティストは…
名盤JAZZ 25選~Historical Albums of The 20th Century/チャーリー・パーカー


カインド・オブ・ブルー/マイルス・デイビス

カインド・オブ・ブルー+1

カインド・オブ・ブルー+1


この頃の音楽のリズムでは
踊るためのリズムを
キープする必要がなくなる
という現象が起こってきたそうです。


そして、50年代に入り
JAZZに代わって新しいダンスミュージックが
誕生することになります。
そのジャンルが…
リズム&ブルース です。


皆さんがよく目にする
”R&B”というジャンルですね(*^ー^)ノ


この頃の代表的なアーティストは…
ルイ・ジョーダン 1939-1954/ルイ・ジョーダン

ルイ・ジョーダン 1939-1954

ルイ・ジョーダン 1939-1954


R&Bというジャンルは
黒人音楽という、いわゆる
”ブラックミュージック”
という音楽です。


ブラックミュージックとは
踊るための音楽
ということが言えます。


この”ブラックミュージック”というジャンルが
現在のポピュラーミュージックの
基盤になっている と言われております。


ブラックミュージックの特徴は…
2と4を強調した音楽である
という、つまりは
4拍子の曲で2拍目と4拍目に
アクセントを置いた演奏スタイル

という音楽性を持っております。


このリズムを発明したのが…
ナンバー・ワン・ドラマー・イン・ニューオーリンズ/アール・パーマー


アール・パーマーという黒人ドラマーと
言われております。


つまり、このドラマーが
現在のポピュラーミュージックの
リズムの基盤を作った人

と言われております。


2拍目と4拍目に
アクセントを置いたリズム
のことを
バックビート と言います。


現代のポップスやロック
ダンスミュージックを聴くと
身体が自然と動き出してしまうのは
この”バックビート”という要素
つまり、踊るためのリズム
が含まれているからだと思います。


逆に言えば、現代の音楽では
身体が動き出すようなリズムを
刻んだり作り出すことが

大切であり、それが現代音楽での
リズムの役割である
ということが言えると思います。



今日の研究レポートはここまでです。


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