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機械で直すのはありか?なしか?

本日のアーティスト論は…
機械で直すのはありか?なしか?
というテーマで研究したいと思います。


音楽をやっている人たちは、音楽の品質
楽曲のクオリティを意識しますが、その際に
録音した歌や演奏を機械の力で直すか
それとも直さないでそのまま出すか

という2組に分かれると思います。


つまり、自分の実力をありのまま発表するか
録音は『作品』と割り切って発表するかで
レコーディングのやり方やミックス
マスタリングの後処理までが変わる

ことになりますのでとても重要な部分です。


直す他にも、アレンジ面でも似た問題があり
ライヴでできないアレンジを入れる、つまり
メンバー以上の人数のアレンジで
作品を盛り上げるために収録する派

としない派で分かれてくると思います。


しかし、これは良い悪いということではなく
各アーティストによってこだわりの範囲で
歌は1発で録らないと歌とは言えない
などのクリエイティブ面のこだわり

ということがワタクシは言えると思います。


この考えに気づくようになったのは
自分が演奏する側から演奏して頂く側になって
録音している現場で客観的に聴いて
本人と周囲で意識のギャップがある

ということを感じたことが理由でした。
(それまで、ワタクシは1発録り派でした)


つまり、アーティストのこだわりが時に
周囲からは『変なこだわり』だと思われて
作業を遅らせたり品質を下げたりして
商品としての価値を下げるこだわり

にギャップを感じたという訳なんですね。
(それだけ機械の力が進歩したということです)


もちろん、人の力だけで表現できることが
とても素晴らしいことだと分かっていますが
もっと刺激的なエッセンスを加える
完璧な作品としての質を高めるために

どうしても機械の力に頼る必要もある訳です。
(機械で直すことをとても嫌う人もいます)


つまり問題は、アーティストの意思をどこまで
尊重してレコーディングをするか?という点で
作品は商品と割り切って作り込むか
それとも人間味溢れる自然な仕上がり

にするかでやり方も仕上がりも変わる訳です。


ちなみに、どうしても機械で作れない部分で
演奏や歌の表現力というものが今でもあります♪


今日の教訓:
レコーディングで直す範囲を
アーティストのこだわりと合わせる


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