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横隔膜と骨盤底

今日は 横隔膜と骨盤底 について研究したいと思います。


呼吸とは、 肺自体が膨らんだり縮んだりしている 訳ではありません。


肺を囲む筋肉の働き によって空気が肺に出たり入ったりしています。


呼吸は、胸とお腹で行われておりまして
主に、60%はお腹で呼吸されていて、これを一般的には 腹式呼吸 と言います。


その腹式呼吸は別名… 『横隔膜呼吸』 とも呼ばれています。


横隔膜とは、胃の上辺りにある胸とお腹を区切る 膜状の筋肉 です。


横隔膜はドーム状の形をしていて
息を吸うと、このドームの屋根が下がり、息を吐くとドームの屋根が元に戻る
という動きを繰り返していると言われております。


横隔膜の下にはたくさんの内臓があるため
内臓は息を吸う時に、下がってくる横隔膜によって前に押し出されます。


そのため、呼吸するとお腹に空気が入るわけではなく
このようなメカニズムによって、お腹が膨らんだりへこんだりしている訳です。


ですから、腹式呼吸ができていないからといって
お腹にまったく息が入っていかないという訳ではなく
息は肺にしか入らないため、 もとからお腹には息は入らない のです。


ヴォーカリストさんたちが常識とされている
「お腹で息をして!」 というのはちょっと間違いで、意識してトレーニングするなら…
『横隔膜を下げるイメージで肺に空気を入れて!』 というのが正しいのです。


次に、骨盤底とは… 骨盤の一番下で身体を支えている部分 です。


骨盤とは、人間の下半身である腰からしたの部分にあります。


この骨盤を下から支えているのが 骨盤底 と言うものです。


その中身は、筋肉や線維組織です。


つまり… 骨盤底と横隔膜を使った呼吸法 = 全身呼吸 という訳です。


横隔膜を使った呼吸法を研究してきましたが
実は、骨盤底にも横隔膜があります。


腹式呼吸の他にも、 丹田呼吸法・骨盤底横隔膜呼吸法 があります。


呼吸法は、探せば探すほどたくさん出てくるというものなのです。


つまり、全身呼吸は呼吸横隔膜だけではなく
本来なら、 骨盤横隔膜も使って行なう 呼吸法なのです。


上部の呼吸横隔膜と下部の骨盤横隔膜を連動させることによって…
初めてより完璧な腹式呼吸を行なうことができる ようになります。


さらにはその呼吸をしながら
体内の聖堂が息づいている というイメージができたら最強です!


そのためには、腹部の インナーマッスルを鍛える 必要があったりする訳ですが…


これを書き出したら切りがないので、また次回の研究材料とさせて頂きます。



今日の研究レポートはここまでです。


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