歌の基礎力を応用力に変えるには
実践的な歌唱論を学んでいく際に
歌の基礎力を応用力に変えるには
ということを本日は研究してまいります。
歌とダンスは特に基礎力が重要と 何度も
レポートしていますが「基礎が出来たら次は?」
という ご質問を頂いたりしておりますので…
基礎が出来たら次は その基礎力を
応用力へと変換できるように訓練する
ことが とても重要なカギとなってまいります。
応用って何?というご質問も頂いていますが
歌の応用力とは つまり…歌の表現力のことであり
音程やリズムの基礎力をフル活用して
あなただけの歌を表現するためのチカラ
が 歌の応用力ということになる訳ですね。
しかし この応用力というのは小手先のテクニック
つまりは 変な癖の歌い方やビブラートなどの
上っ面的な歌唱力ではなく 喉の奥を開いて…
まっすぐに出て来たその個性的な声質を
いかにして ダイレクトにリスナーの心へ
届けることが出来るか?というもの
この辺りを よく理解していないといけません。
(つまり "小手先のテクではない" 訳です)
一般的には シャクって歌ってみたり などの
『歌い方を装飾することが歌の応用力である』
とされていますが まったくの逆ということが言え
何も加工しないストレートな歌声を出し
その歌声をリスナーの心に届けるための
試行錯誤こそが『応用力』の賜物である
というのが ワタクシの長年の研究成果です。
即ち、歌の技術ではなくてリスナーの心に
届ける技術を『応用力』と呼ぶ訳ですね♪
今日の教訓:
うまく歌う為の技術は応用力ではない
リスナーの心に届けようとする技術の
試行錯誤こそが『応用力』である
希望をもらえる日本の言葉~日本の歌が伝える53のメッセージ~
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: 単行本